豊洲の水は汚れているか
http://www.ohmynews.co.jp/news/20070510/11001
>0.011mg/Lのヒ素(環境基準0.01mg/L)と、0.003mg/Lの鉛(同0.01mg/L)が検出された。
この検査結果はおかしい。
基準値が小数第2位まで書かれているなら、検査結果も桁を合わせるのが当然だ。
桁を合わせると「0.01mg/Lのヒ素(環境基準0.01mg/L)と、0.00mg/Lの鉛(同0.01mg/L)が検出された」となり、どちらも基準を満たすことになる。
豊洲の水が汚れていると訴えたかったのに、この記事は全く逆の証拠を示してしまったようである。
ところでこの基準値はどの程度厳しいものなのだろうか。
私がよく読む環境学の安井先生の記事から
http://www.yasuienv.net/MisunderstandNo1-1.htm
単位mg/L MW 水道
(3)鉛 0.05 0.01
(4)ヒ素 0.05 0.01
注:MWはミネラルウォータのこと。
鉛とヒ素だけで考えれば、上記の環境基準は水道並みと言える。ミネラルウォータならもっと汚れているものでも許容される。
なお、私は別に「豊洲は綺麗だから市場を移転させても問題ない」と言ってるわけではない。pHとかは基準から外れているらしい。(この記事を書いてる人のpHの書き方も間違っているのだが、とりあえず無視する。)
間違ったことをずらずら並べても反対運動にならないと言いたいだけだ。